水彩画の技法②ウェット イン ウェット(にじみ)

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水彩画 技法 ウェットインウェット

ウォッシュがある程度できるようになったら
今度は一度水を塗ってから、その上に絵の具を塗る方法を試してみましょう!

ウェット(Wet)は「濡れる・湿る」という意味で、Wet in wet「にじみ」とも言われます。
水を引いて絵の具をのせると、絵の具がふわっと広がって柔らかい質感になります。

ウェット イン ウェットのやり方(紙の白の上に色をのせる)

①、紙に水をひく 
②、乾かないうちに、好きな色を垂らす

①、紙に水をひく

 
②、乾かないうちに、好きな色を垂らす

ウェット イン ウェットで描くとこんな感じになります
こちらは水の上に2色の絵具を交互に塗っていった状態です。

初心者コマ
初心者コマ

キレイに滲んでる!柔らかい雰囲気になるのね!

今度は一番初めにやった「ウォッシュ」の上から別の色を乗せてみましょう。

ウェット イン ウェットのやり方(色を重ねる

①、1色目を塗る
②、乾かないうちに、2色目を垂らす

①、1色目を塗る


②、乾かないうちに、2色目を垂らす

色を重ねると色が混ざって表現に深みが出ます。

ただし注意があるよ。重ねる色はよく考えないと、色が濁って汚くなっちゃうんだ

絵の具は「減法混色」と言って、混ぜて色を作り出そうとすると
混色するほど暗くなり、彩度も低くなっていきます。

また、補色を混ぜるとグレーや茶色に近くなっていきます。

補色を混ぜると色が濁る

キレイな配色を作るコツは

・同系色の色を使うこと。
・色を混ぜすぎないこと。

こうすると混ざっても色が濁らず、キレイに仕上がります。

赤+紫   水色+青   黄色+黄緑

細かくいうと、「色相環の隣の色を使うこと」
なのですが、話すと長くなるので後ほど・・。

ちなみに、「にじみ」をしようと思って水が多すぎるとバックランになることがあります。
こんな感じで絵の具が端に追いやられてそのまま跡になっちゃう現象です。

滲み方が激しい!!

コレはコレで面白いんだけどね

バックランも技法の一つなので活かすと面白い仕上がりになりますし、意図的にやってもOKです。
にじみ、バックラン共に水分のコントロールが重要なのでたくさん練習しましょう。

にじみのやり方を動画で見る

使用したのはこちらの画材
筆:ホルベイン
ニューリセーブル3100R・14号

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絵の具:ホルベイン水彩絵の具 
バーミリオンヒュー パーマネントイエローディープ 

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ウェットインウェットは楽しくできたかな?
次はこれまでの技法を合わせてグラデーションをしてみよう!

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